20代の頃は婚活のイメージはあまりよくなく、できれば自然に出会ってゴールインしたいと思っていました。けれども、結婚の話も出ていた恋人と29歳で破局したときに「どう考えても自分にはこの先自然な出会いを期待して結婚にこぎつけるのは難しいよな・・・」と思いました。モテるわけでもないし、若くもないし、お金もないし、できれば結婚して子供も持ちたいと思うと、自分のなかの婚活のネガティブなイメージに引きずられて何もしないでいるのは時間の無駄だと感じました。
そこで、婚活の仕方をインターネットで調べ始めました。婚活パーティー、婚活サイト、結婚相談所など検索するとたくさんの情報が出てきました。いちばん最初は、結婚相談所を考えましたが、どこも高額で、成果が得られるかどうか分からないことに大金をつぎ込むのには抵抗がありました。ですので、友人が使っていた自治体の無料の結婚相談サービスに登録することにしました。
また、比較的安価で本人確認などがしっかりしていた婚活サイトにも登録し、婚活パーティーにも何度か足を運びました。さらに、当時30歳を過ぎて合コンのつてはめっきり減っていましたが、ダメもとで友人知人に合コンをお願いすることも続けました。
あらゆる婚活方法に挑戦した結果、私のなかで出た結論は、いい出会いのためにはある程度対価を払う必要があるということ。安い婚活サービスはやっぱり相手もお金がない人やパッとしない人、結婚に対する意識が低い人が多いという印象を受けました。
特に婚活サイトは、仲介人を設けずに自分で相手を見極めないといけません。金額設定の低い婚活サイトは、意外にも女の子と適当に遊びたいという人も多く利用しているので、写真やプロフィールでイケてそうな人を選ぶと、数回会って音信不通になってしまったりという失敗を経験する可能性が高いです。実際に私も焦って相手を探すあまり、このような失敗を経験しました。男性を見極める自信がない人には、難しいサービスかもしれません。
しかし、こういった失敗も無駄にはなりませんでした。結局、私は数少ない合コンの中で出会った相手と結婚することができましたが、それはひとえに婚活でたくさんの男性に出会い、時に失敗し、結婚についてよくよく考えた結果だと思います。
これは人それぞれだと思いますが、私の場合は、自分が結婚をして幸せになれるのはどんな相手なのかを考えたときに、若い頃に好んだタイプとは違うタイプだと気付けたことで幸せをつかめました。